STAFF COLUMN

サイトウです!最近多くなってきたなと思うのが「軒ゼロ」の住宅。前々からありましたが最近特によく目にします。

こんな感じの軒がないタイプ。正式に言うと、 軒側が250㎜以下、ケラバ・棟側が150㎜以下の軒の出の屋根形状のことだそう。全くゼロでなくでも軒ゼロと言うんですね(^_^;)軒の出を無くすことで、その分室内が広くなるため、地価の高い都市部の狭小地では採用されていることが多かったのですが、スッキリした見た目とコスト削減でどこでも見かけるようになりました。昔から住まいは軒を深く取った方が良いといわれ、特に日本は雨も多いので、雨避け、日照を取り入れる、避ける意味で軒は重要な役割りをはたしてきました。しかし現代の建築建材の発達でいろいろなことが解決できるようになり、先程の「見た目」「コスト」により重点を置けるようになってきました。今日のお話もその一つ。今の住宅はほとんどが外壁通気層工法という工法を使って、壁の中の湿気を軒や屋根のてっぺんの棟から外に逃がすようになっています。

通常は軒にこのような穴や換気金物がついていてそこから空気が逃げるようになっています。

しかし先程から触れている軒ゼロ工法では軒が無く壁のなかを通ってきた空気が出るところがありません。湿気を含んだ壁の中の空気が外に排出されないと建物の耐久性を損ないカビや腐れの原因になります。そこでこんなスグレモノの建材があります。

日本住環境株式会社から出ています「L型通気ライナー12」

Lの字の両側に小さな穴が空いていまして、そこから空気が抜ける仕組みになっています。軒が無くても壁際にピッタリと納まり、外からの雨は侵入出来ず、中の空気は逃がすというスグレモノ。

そんなに長いものではないのですが、これを建物の周りにぐるりと取り付けます。今建築中のこちらのお住いにも取り付けてあります!

今は皆様のご希望を叶える様々な建材が出ていますので、ぜひお住まいをお考えになるときにはどんどんご要望をお伝え下さい!ご希望に叶う建材探してきますよ!
それでは、サイトウでした!

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